令和５年３月定例会が開催され、様々な重要な議題が浮上した。
金江大志議員は道の駅の整備に関して問題提起を行い、街の交通機能の充実と地域経済活性化の観点から地方拠点が持つ重要性を強調した。市長は、この道の駅事業を地域振興施設として進めていることを説明し、道の駅が新たな役割として防災機能も持つことを認識していると述べた。
続いて、三谷小鶴議員は安全・安心なまちづくりについて質問した。特に高齢者や障害者に対する避難行動の重要性を指摘し、避難行動要支援者に対する具体的な支援策について問いかけた。市長は避難行動要支援者に対する計画策定を進めていると述べ、今後も地域の協力を重視する姿勢を示した。
その後、二見昇議員がヤングケアラーについて質疑し、困難な状況にある子どもたちへの支援が求められていることを強調した。市長は、個別の対応が求められるとし、現在の取り組みを説明した。市内の調査やヒアリングを通じて支援体制を整える考えが示された。
また、内山恵子議員は、子育て支援の充実に関して質問を行い、女性が専業主婦として在宅で育児を行っている家庭へのサポートを強調した。教育長は、給食の重要性を再認識し、記念日を祝う給食についても前向きな姿勢を見せた。さらに、市は保育士の支援を強化し、子育ての質の向上を図る考えを示した。
最後に上田博之議員が新型コロナウイルスの感染症対策について、「行動計画」を見直す必要性を力説し、現在よりも積極的な情報収集や市民への支援が必要であると訴えた。市は、これまでの経験を生かし、新たな感染症に備えるための体制強化を進めることを約束した。
今回の定例会では地域経済の活性化や市民の安心安全な生活を守るために、道の駅整備や感染症対策など、具体的な行動計画の重要性が改めて確認された。市民と連携しながら、持続可能な地域社会を作り上げていくための取り組みが期待されている。