令和3年第2回薩摩川内市議会定例会が、2月24日に開催される。今回の会議では、議案の審議を中心とした日程が組まれ、「令和2年度薩摩川内市一般会計補正予算」など重要な案件が取り上げられる。
まず、会議の冒頭で行われたのは、議会録の署名議員の指名である。落口久光議員、森満晃議員、帯田裕達議員が署名議員に選出され、次に会期の決定が行われた。今期定例会の会期は、本日から3月25日までの30日間に設定され、日程が全員の異議なしで承認された。
続いて、日程第3では、監査委員からの監査結果報告や、議員の派遣等の報告が行われ、閉会中の諸般について説明された。その後、会議は議案の説明へと進み、田中良二市長が令和3年第2回市議会定例会の開会に際して、挨拶と提案の補正予算案の概要説明を行った。
田中市長は、令和2年度薩摩川内市一般会計補正予算について、国の補正予算に連動し、港湾県営事業負担金の増額や事業費の実績見込みに基づく調整を行ったと説明した。この補正予算案により、一般会計では19億5,855万2,000円の減額、その他の特別会計でも必要な増減が行われる見込みだ。具体的には、農業関連予算の増額や、衛生費の感染症等予防費に関する項目の増加が挙げられた。市長は、これらの予算が市民の暮らしに直結することに留意し、さらなる審議を依頼した。
そこで、議案第3号、令和2年度薩摩川内市天辰第一地区土地区画整理事業特別会計補正予算についての説明が求められ、続けて他の議案についても一括審議が行われた。各議案は全体として可決が見込まれる状況となっており、今後の進捗に注目が集まる。
最後に、川添公貴議長が選挙に関しても言及し、鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を含む議題が予定されていることを示し、議会の適正な運営が求められることを強調した。
次回は、3月4日に本会議が再開され、一般質問が行われる予定であり、議員たちは市民の声を直接反映させるために、準備を進める必要がある。