令和4年6月17日に開催された薩摩川内市議会定例会では、各議員から多様な議案や一般質問が行われた。
最初に、議案第57号が議題にされ、選挙運動に関する条例の改正が提案された。市長の田中良二氏は、「選挙運動における透明性を向上させるための施策の重要性」を強調した。
続いて、議員からは認知症患者向けの補償制度導入の意義について説明があり、「地域全体で認知症患者を支える環境作りを進めていくべきだ」と意見が出た。保健福祉部長の小柳津賢一氏は、現在の認知症対策の取り組みについて言及し、「地域全体でサポートするために、認知症施策を強化していく考えを示した。
また、環境問題についても話題になり、特にごみの資源化についての進展が求められた。市民安全部長の上戸理志氏は、資源ごみの収集状況を報告し、設置ステーションの増加に努力していることを伝えた。
二次的な議題としては、高齢者医療の支援についても多くの関心が寄せられ、「離島地域における医療の質の向上が急務である」との意見もあった。医療対策監の古里洋一郎氏は、現在の医療体制に関する課題とその解決に向けた計画について説明し、来年度からの事業再編に向けた意欲を見せた。
さらに、スポーツ環境の整備についても賛同を得た。市内のさまざまなスポーツ団体からは、外部指導者による支援の充実を訴える声が上がり、地域スポーツの振興に向けて関係各所との協力が期待されているとのことだ。