令和2年第3回薩摩川内市議会定例会が開会された。
会期は、令和2年8月18日から10月2日までの46日間と決定した。
本日の議事日程には、会議録署名議員の指名、会期及び会期日程の決定などが含まれている。
加えて、議会運営委員会委員の選任や、川内原子力発電所対策調査特別委員会委員の選任も議題となった。
市長の岩切秀雄氏は、豪雨災害や新型コロナウイルス対策に絡む予算案について説明した。
同氏は、「特に熊本県では大規模な氾濫が発生し、多くの尊い人命が失われた」と述べ、災害に対する早急な復旧に向けての意気込みを示した。
特別会計においては、令和2年度一般会計補正予算として、約40億の支出増を含む予算案が提案され、議会での承認を求めた。
今後、豪雨被害の復旧を含めた地域の経済支援策に関する審議が進む見込みである。
また、報告第24号においては、専決処分による一般会計補正予算が承認され、特に新型コロナウイルス感染防止に向けた措置が重視されていることが強調された。
商工観光部長の古川英利氏は、甑大橋の開通が観光振興に寄与するとの見解を示した。
一方で、議員の井上勝博氏は、旅行促進の予算に対して反対の意見を表明した。
市長は、地域経済の復興のために協力と合意を求めつつ、次なる議会での詳細な議論を期待されている。
これから約48件の議案及び補正予算について、議会内での精査と審議が進む予定である。