令和5年11月21日、薩摩川内市議会臨時会が開催された。
本日は、重要な陳情が複数取り扱われている。特に、川内原発の運転延長に関する陳情に対し、議員からも熱心な議論が交わされることが見込まれている。
日程の中で、会議録への署名議員として、溝上一樹氏、岩切正之氏、坂口正幸氏が指名された。続いて、本臨時会の会期についても、本日1日のみに決定された。
議長の大田黒博議員は、陳情第11号から第13号までの3件について、まとめて議題とし、閉会中の継続審査事件として川内原子力発電所対策調査特別委員会に付託することを提案した。これに対し、異議なしと認められ、意見の一致を見た。
特に陳情第11号は、川内原発1・2号機の20年延長運転に反対するもので、川内原発建設反対連絡協議会の代表である鳥原良子氏が提出したものである。さらに、陳情第12号は、同様に運転延長に反対することを求めるもので、さよなら原発いのちの会の堀切時子氏が、また陳情第13号は、原発推進から脱却し自然エネルギー政策の転換を求めるもので、グリーンコープかごしま生活協同組合の武藤智子氏が提出している。
また、報告第29号および報告第30号では、国からの正式な事故報告に基づいて、損害賠償の額を定め和解に至ったことも報告された。議員により慎重な検討が求められた。
最後に、議長は全ての議題を終了し、早期の決定を促す必要性を強調した。会議は午前10時3分に閉会し、今後の問題に関しても引き続きの関心が寄せられるだろう。