令和元年第1回薩摩川内市議会定例会が、令和元年6月12日午前10時に開会した。
本会議では、会期を7月8日までの27日間と定めた。
続いて、日程第4である、特別障害者手当の支給見直しに関する陳情が審議された。生活福祉委員会委員長の中島由美子氏は、本陳情の審査結果を報告した。全体的に、介護手当の見直しが必要であるとの意見が多く、特に介護者の経済的負担軽減が求められているとの認識が示された。
ただし、最終結果としては、「不採択」と決定され、わずか150万円の予算措置がないとして、井上勝博議員が賛成討論し、支給についての正当性を訴えたが、反対討論もあり、採決により否決された。これは、家族介護制度の見直しへの懸念も反映されたものと考えられる。
次に、特別障害者手当を祝う賀詞奉呈に関する議案も審議された。提出者の福元光一議員が趣旨説明を行い、賛成多数で可決された。この祝賀決議には、成川幸太郎議員や中島由美子議員が賛同しており、議員同士の意思疎通も良好であった。
さらに、会期中の専決処分、特に薩摩川内市税条例の改正等についても議論された。総務部長の田代健一氏は、全国的な税法改正の影響を考慮し、適時対応が必要であることを強調した。結果、これらも無事に承認された。
また、国民健康保険税の軽減措置や税条例の改正も提案され、急速な環境変化に対応する必要性が強調された。市長の岩切秀雄氏は、このような改正が市民に与える影響についても触れ、透明かつ責任のある説明を行った。