令和元年9月20日に開催された肝付町議会第3回定例会で、さまざまな議題が議論された。まず、会期が延長されることが決定し、議案第47号では高山温泉ドームの大規模改修についての工事請負契約が提案された。これに関して、産業創出課長である渡会実氏は工事の必要性を強調し、契約金額は1億2,683万円であると説明した。出席した益山二郎議員は、修理体制について問い、渡会課長は保守点検体制の強化を約束した。
次に、木村實馬議員が子育て世代の移住促進について質問した。町長である永野和行氏は、この問題が非常に重要であると指摘し、国や県の協力を得ながら施策を進めていく必要性を述べた。本町の特殊出生率は0.52%と低く、人口減少を食い止めるための具体的な対策を考える必要があると強調した。木村議員は、移住者呼び込みの方策として、利用可能な空き家情報の発信や子育て世代への特化した支援策を挙げた。
また、宮後竜一議員は農業基盤整備に関する質問を行い、特に内之浦地区の農業生産者の減少とそれに伴う農地の狭小化に懸念を示した。町長は、農業整備は不可欠であり、地域全体での協力が成果を生むと述べた。
益山二郎議員は財政健全化に関しても質問し、町の公共施設の維持管理には多大な財源が必要であることを指摘した。町長は、今後のマネジメントと住民への説明の重要性を reiterate し、公共施設の適正配置と総量縮減に向けて進めていく考えを示した。
次に、町有林について益山議員が質問し、森林管理の透明性や農業振興策に関する意見が交わされた。町長は森林組合との契約に基づき、森林の維持管理に努める姿勢を見せたが、確認に関する具体的な取り組みについてはまだ改善の余地があるとの意見が多くあった。
最後に、前田美春議員が職員環境の質向上やハラスメントに関する施策について質問した。町長は職員ストレスチェックの実施状況を説明し、適切な相談窓口を設けていると強調した。これにより、職員が生き生きとした働きができる環境づくりに向けて努力している姿勢を示した。
さまざまな問題が取り上げられた今回の議会では、町民の意見を聞きながら、より良い施策を進めていくことが求められている。