令和5年第2回肝付町議会定例会が開催された。
会期は本日から6月23日までの15日間と決定された。
今回は、肝付町の財政運営に関する重要な議案を含む議題が挙がった。その中でも特に注目されたのが、肝付町印鑑の登録および証明に関する条例の一部改正と、肝付町職員の特殊勤務手当支給条例の改正である。
住民課長の有馬裕一氏は、印鑑登録証明書の申請手続きが簡素化される旨の説明を行った。マイナンバーカードを利用することで、役場の窓口での手続きが可能になるとした。これにより、町民の利便性が向上すると期待される。
この条例修正について、柳一夫議員からの質問も受けた。柳氏は、個人番号カードを使っての証明書の取得について具体的に伺い、住民課長は、本人が来る必要があることを指摘した。
次に、肝付町職員の特殊勤務手当支給条例の改正が提案された。神領幸生総務課長は、新型コロナウイルスに関連した特例が廃止される理由を詳細に述べ、条例改正が必要であると訴えた。これも異議なく可決された。
岸良辺地に係る総合整備計画として、新たな公共施設の整備が進められる。神田洋人企画調整課長は、具体的な事業内容や予算を説明し、町民に対する利便性の向上を目指すと強調した。
さらに、令和5年度肝付町一般会計補正予算案が提出され、総額は106億9,015万7,000円とされている。具体的には、物価高騰に対する支援内容が盛り込まれ、特に生活者や事業者への手厚い支援が計画されている。町長の永野和行氏は、この補正予算の必要性を述べ、町民の生活最優先での対策を強調した。