令和5年6月19日、宮古市議会は定例会議を開催した。
この会議では、畠山茂氏の議員辞職が許可され、今後の議会運営へ影響を及ぼすことが予想される。議長の橋本久夫氏は、辞職について感謝の意を表明した。
令和5年度の一般会計補正予算(第4号)と国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第1号)が審議され、双方ともに全会一致で可決された。予算特別委員会の田中尚氏は「公共交通確保のための予算措置は、主に維持費に充てられ、重視すべき」と述べた。
また、市税条例の一部改正や損害賠償請求に係るあっせん申立てについても議論が行われ、いずれも全会一致で原案が可決された。特に市税条例の改正は、自動車税の不正による加算を引き上げることが特徴である。松本尚美氏はその背景を説明。
教育民生常任委員会からの報告では、医療・介護現場の人員増加や処遇改善を求める請願が全会一致で採択された。坂本悦夫氏は「夜勤体制を改善し、もう一歩進める必要がある」と話した。さらに、教職員定数改善に係る意見書案も採択された。
また、産業建設常任委員会における工事契約に関しては、夜間工事の導入が報告され、効率的な作業を目指す姿勢が示された。この変更に対して西村昭二氏は「商店街の皆様の意向を十分に反映した結果である」と強調した。
最後に、追加日程として医療と教育にかかる意見書案が提出され、こちらも全会一致で可決された。議会はこれにより、より良い市民生活を目指して精力的に取り組む姿勢を示した。