令和元年9月11日の定例会議では、花巻市の教育及び保育に関する重要な議題が扱われた。
この会議では、花巻南高校や花北青雲高校の学級減に関する懸念が扱われ、高校再編計画においては新たな課題の解決方法が求められている。最初に照井省三市議は、県立高校の再編計画について述べ、これまでの経過とともに市民の強い反発や運動について触れた。「この署名活動には、地域の方々の強い思いが込められており、教育委員会にはぜひ考慮してほしい」と訴えた。
続いて、市長の上田東一氏は、地域検討会議において決定した学級減の延期について説明し、その背景には、地域の一体感や学校の魅力を高めるための取り組みがあったことを強調した。市としては、これからも教育環境の整備には積極的に関わっていきたいとの意向を示した。
次に、県立工場外国高校と大迫高校の状況や市内の各校が直面する危機について尋ねられ、教育長の佐藤勝氏が「市場からの生徒募集を通じて優れた学校づくりを推進していく所存である」と答えた。
その後、公立保育園の再編指針についての質疑が続き、照井議員は「かつては非正規職員が7割であった保育の現場が、現在では正規職員が増加してきたことに注目したい」と発言。佐藤教育長が、具体的には「民営化によって保育士の質が高まり、今後さらに改善策が講じられていくことが重要だ」と述べた。
また、台温泉地区にある旧ホテル花仁の取り扱いについても大きな関心が寄せられた。市民から「空き家問題が地域景観を損なう」との声が多く、上田市長は「地域住民津の意見を取り入れて柔軟な対応を進めていきたい」と公式な見解を示した。