令和2年11月30日、令和2年第3回大子町議会臨時会が開会された。
この日は、重要な議案が多数審議される予定であった。議長である齋藤忠一氏は、会議の開始を宣言し、出席議員数が定足数に達したことを報告した。
まず、日程第1として会議録署名議員が指名され、須藤明氏と中郡一彦氏が選ばれた。続く日程では会期の決定が行われ、議会運営委員会による提案が承認され、本日の会期が1日と決定された。
次に、町長の高梨哲彦氏が提出議案の説明を行った。今回の提出議案は、期末手当の臨時特例、職員給与の一部改正、及び特別支援教育用教材の取得に関するものである。特に、議案第96号である期末手当については、新型コロナウイルスの影響を受け、町長や副町長、教育長の手当を減額する内容が含まれた。これに対して、議員たちからは不満の声は上がらず、すべて原案通りの承認がなされた。
続いて、議案第97号、町職員の給与に関する条例の一部改正が議題に上り、これも円滑に可決された。これは、国家公務員の人事院勧告に則った給与改定に関するものである。
最後に、議案第98号では特別支援教育用教材の取得の追認が求められた。ここで菊池靖一氏が発言し、過去のチェック体制に関する問題提起を行った。教育委員会事務局長の山崎仙一氏は、購入手続きでの誤りを認め、再発防止策を講じることを約束した。教育長の松本成夫氏もこの意義を強調し、改善に向けた取り組みを約束した。
全ての議案が原案通りに可決された後、議長は審議終了を告げ、臨時会は閉会となった。