令和2年9月2日、大子町役場議会議場において、
第3回大子町議会定例会が開催された。
議会は町長や副町長など関係者が出席し、13名の議員が参加した。
この定例会では、会期の決定や町長の行政報告が行われた。
議長の齋藤忠一氏は、議会の開会を宣言した後、出席議員数を報告し、
定足数の達成を確認した。
本定例会は9月2日から11日までの10日間とすることが決定した。
町長の高梨哲彦氏は、
まず出資法人の経営状況に関する報告を行った。
大子町特産品流通公社の2020年度の実績には、特産品の販路拡大や新商品の開発が含まれており、
経常収益が約3,667万円、黒字であることが強調された。
また、財政健全化に関する判断比率についても報告され、
実質公債費比率は3.4%、将来負担比率は24.6%という健全な状況が維持されていることを示した。
さらに、高梨町長は、
新たに提出された条例や予算案についても説明した。
その中には、地方自治法に基づく新規制定条例や幾つかの改正案が含まれており、
特に消防団の定員に関する改正が若年層減少に対応するための重要な措置とされている。
9月11日には予算・決算委員会が設置され、提案された案件が審査される予定となった。
町長の報告には、若い世代への投資や地場産業支援が政府の重要な施策に位置づけられているとの見解も示された。
議会の運営においても、
新型コロナウイルス感染症対策が徹底され、議員控室待機の議員が出席する形で、
感染リスクを軽減するためのさまざまな配慮もなされた。
大子町の今後の政策として期待されるのは、
地方の特性を活かした持続可能な地域づくりであり、
そのために町は積極的な支援を続ける意向を表明している。