令和5年第4回帯広市議会定例会が始まり、複数の議案が審議された。特に工事請負契約に関する議案が注目を集めた。
議会では、地域振興を目的とした帯広市動物園の新キリン舎に関する工事請負契約が報告された。米沢則寿市長は、川田・武田・山口特定建設工事共同企業体との契約に関して、工期は令和6年8月2日までの予定で、契約金額が4億4,286万円であることを説明した。
さらに、議決変更に係る議案も提案された。この議案では昨年の大空団地4街区の建替事業において、公共工事設計労務単価の改定に伴い契約金額の増額が必要となり、3,209万9,650円の増額が求められた。米沢市長は、この施策により地域の建設業界にもプラスの影響があると強調した。
各会計の決算認定についても議論された。米沢市長は、令和4年度の一般会計について、歳入決算額916億3,063万円、歳出決算額895億7,724万円と報告し、実質収支が20億1,377万円の黒字であることを示した。また、様々な経済環境を踏まえた事業運営が行われたことが評価された。
最後に、議案には多くの補正予算が追加され、特に国民健康保険と介護保険等への影響が懸念される中、必要な措置が講じられることが期待される。これにより、市民へのサービス向上が図られる見込みである。