令和元年第3回の定例会では、様々な議題が審議され、市の財政や教育、福祉政策に関する重要事項が話し合われた。
特に注目を集めたのが、令和元年度の帯広市一般会計補正予算に関する議題である。この補正予算には、帯広市の福祉事業や教育、そして道路整備を支える内容が含まれており、また新たに提出された議案には、帯広市ばんえい競馬会計補正予算や手数料条例改正および税条例の改正案も含まれており、これらの審議が市の財政状況にどのような影響を与えるかが焦点となっている。
質疑応答においては、特に榮川道の保育に関する問題が取り上げられた。ここでは、農繁期における子供たちの保育について論じられ、地域における保育の重要性が再確認された。市長は、「へき地保育所は、地域の婦人会などの協力によって成り立ち、農業の発展を助けてきた重要な役割を果たしてきた」と強調した。
また、交通渋滞の問題についても多くの意見が交わされた。特に、渋滞によるドライバーのストレスや事故のリスクが指摘され、改善に向けた具体策が求められた。市としては、交通量が多い幹線道路の整備が進められているものの、更なる渋滞緩和策が不可欠であるとの認識が示された。
さらに、災害時要援護者の対応についても重要な議題となった。特に、災害発生時における安否確認や情報の適切な伝達が強調され、事前の準備と有効な連携の重要性が再確認された。市の簡易な災害対応策についても議論され、より効率的な対応が求められた。
最後に、市当局は今後も市民の安全と安心に向けた策を進めることを約束し、議会から出された指摘に対して真摯に受け止める姿勢を見せた。市民とともに、持続可能な地域づくりを進めていく姿勢が強調された。