令和元年第2回臨時会が帯広市議会で開催され、重要な議題が討議された。
会議は午後1時に開かれ、出席議員は29人であった。最初に議題に上がったのは、会議録署名議員の指名についてであり、石橋勝美議員と佐々木直美議員が指名された。
続いて、常任委員会及び議会運営委員会の委員選任についての議論が行われた。この中で、佐々木直美議員が総務委員会委員長に選任されたことや、各委員の互選結果が報告された。特に、厚生委員会委員長には石橋勝美議員が選任され、今後の課題への取り組みを誓った。
選挙に関しては、十勝圏複合事務組合議会議員、とかち広域消防事務組合議会議員、さらに十勝中部広域水道企業団議会議員の選挙が行われ、適切な手続きを経て、それぞれの議員が選任された。
重要な理事者報告では、公金支出差止等請求事件についての進捗が報告され、米沢則寿市長が状況を説明した。この件は、帯広市に対する住民による提訴に関連し、今後の対応についても言及された。
また、議案第48号の令和元年度帯広市一般会計補正予算が提案され、特にプレミアム付商品券事業についての評価や影響についての質疑が活発に行われた。杉野智美議員の質問に対し、堀田真樹子保健福祉部長は、経済効果の見込みを述べつつも、具体的な算出は難しい旨を回答した。今回の補正予算において、消費税の引き上げに伴う低所得世帯への配慮が大きなテーマとなった。
次に、議案第49号の帯広市介護保険条例の一部改正についても審議が行われた。この改正案は、低所得者の保険料軽減を目的としており、該当者数や軽減額についての詳細が説明された。市の財政状況に対する懸念も浮き彫りになり、審議は続いた。
他にも工事請負契約の締結に関する議案が提出され、帯広空港滑走路の改良工事に関する内容が審議された。これらの議案も可決され、議会は終了した。
最後に、閉会中継続調査の申し出についても承認され、令和元年第2回帯広市議会臨時会は午後4時33分に閉会した。これにより、様々な議題が円滑に処理され、今後の市政運営に向けた重要な決定がなされたと言える。