令和2年第5回帯広市議会臨時会が開会した。
出席議員は28人で、議事日程に沿って進行された。特に、令和2年度の一般会計補正予算に関する議案が注目を集めた。市長の米沢則寿氏が説明する中で、新型コロナウイルス感染症に対応した各種施策が提案された。
議案第74号として提出された一般会計補正予算は、多岐にわたる支出が盛り込まれている。この中には、高速・大容量通信の基盤となる光ファイバ整備や、避難所における感染症対策に必要な経費が含まれている。また、新しい生活様式に応じた熱中症対策や、公立保育所におけるエアコンの設置も計画されている。
経済的に影響を受ける住民を支援するために、住居確保給付金の申請者数が増加していることに対する対応も重要なポイントだ。市長は、扶助費の追加や感染症対策の支援に向けた事業も考慮されていると強調した。
この補正予算案は、農林水産業や商工業の支援もカバーしており、国の経営継続補助金を活用することにより、地元経済の再生を図ろうとしている。特に、セーフティネット資金の融資限度額を拡充するための保証料補給金が追加されていることが強調された。
議案審査特別委員会も設置され、11人の議員が選任された。今後はこの委員会での審議が行われる。次回の本会議は明日、午前10時に開催される。