令和3年第7回帯広市議会定例会が開会し、議事が進行した。
会議は午後1時に始まり、出席議員29人全員が参加したことが確認された。議長の有城正憲氏は、まず会議録署名議員として石井宏治議員と西本嘉伸議員を指名した。続いて、今期定例会の会期が本日から12月16日までの17日間である旨が確認され異議なしとされ、会期は決定された。
議案に関する説明では、米沢則寿市長が各議案の提案理由を述べた。特に令和3年度帯広市一般会計補正予算(第13号)では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、市民福祉や経済支援の強化が求められている状況に言及した。歳出では、障害福祉サービス利用者の増加に伴う給付費の追加や、コミュニティ施設支援のための交付金が挙げられた。
また、議案第81号では国民健康保険料の減免措置が述べられ、これにより過年度保険料還付金の追加などが計画されていることが強調された。議案第82号から第84号までの後期高齢者医療、介護保険、ばんえい競馬にかかわる補正予算についてもそれぞれ詳細な内容が説明された。特にばんえい競馬については、返礼品や広報活動の強化が計画されている。
その他にも、議案第85号では市営駐車場の指定管理者支援となる納付金減額が示され、さらに帯広市手数料条例の改正や各種公の施設の指定管理者の指定に関する議案も確認された。これらは市民活動の円滑な運営を支援するためのものであり、各施設の運営基準の見直しも進められている。
次回の本会議は、12月7日午前10時に開かれる予定だ。議長は本日の議事がすべて終了したとし、会議を散会した。