令和元年第3回帯広市議会定例会が開催され、重要な議案が審議された。
この日は、登録議員全員が出席し、議事がスムーズに進行した。特に注目されたのが、工事請負契約に関する議案の審議であった。市長の米沢則寿氏は、議案第57号及び第58号についての説明を行い、いずれも大空団地3街区建替事業に係る工事請負契約を提案した。
具体的には、議案第57号では3億1,130万円で右谷・イチエイ山田・東伸特定建設工事共同企業体との契約、議案第58号で3億998万円で武田・山口・西川特定建設工事共同企業体との契約を結ぶことを説明した。これに伴い、工期は令和2年6月26日までになる見込みである。
また、続いての議題では、帯広空港に関する諸議案が取り上げられた。議案第59号から第61号までの議案について、米沢市長は施工範囲の延長及び契約金額の増額案を提示した。この変更は、施工の質を向上させる目的で行われるものであり、具体的な金額は4,396万7,000円から385万円、952万6,000円の増額を伴う。
さらに、令和元年度帯広市一般会計補正予算(第2号)やばんえい競馬会計補正予算に関しても話題が提供された。これには、新たな財源措置や予算の適正化が含まれている。特に、ばんえい競馬に関連する会計補正では、監視カメラ設置経費が計上されるなど、透明性の確保が求められている。
最後に、特別委員会の設置に関して、大塚徹議員から提案がなされ、全会一致で可決された。新総合計画特別委員会は市民と行政が協力し、市の未来を見据えた重要な計画策定を行うとのことだ。委員長には稗貫秀次議員が選任された。
今後の議会の動きに注目が集まる中、一連の議案は原案通り可決された。議長の有城正憲氏は、引き続き透明性を重視した議会運営を強調しており、次回の本会議は来週末に控えている。