令和元年第3回6月定例会では、帯広市の財政状況や各種施策について多くの議論が交わされた。特に、一般会計補正予算やばんえい競馬会計補正予算についての質疑が目立った。
最初に、米沢則寿市長は予算の重要性を強調し、特に教育や福祉、インフラ整備の拡充が市民生活に寄与すると述べた。これに関連して、「民間と連携し、効率的かつ効果的な予算執行が求められる」とし、市民のニーズを反映した予算編成の重要性も述べた。
また、議案第55号についての質疑では、帯広市手数料条例の改正案について慎重な審議が行われた。市民からの手数料に対する要望や不満が寄せられたことを受け、市の担当者は「手数料の透明性と公平性を高めるべく見直しを図る必要がある」と回答した。
財産取得に関する議案についても討議が行われ、特に消防ポンプ自動車や摩擦係数測定車の取得の必要性が強調された。これに対し、関係者からは「市民の安全・安心を確保するためには、必要不可欠である」との意見が相次いだ。
セットされた報告においては、帯広市土地開発公社の経営状況についても示され、特に公共事業との関わりが重要視された。利益を追求するだけでなく、地域社会への貢献も視野に入れるべきとの指摘がなされた。
一般質問では、特に医療や福祉、環境問題など多岐にわたる質疑があり、議員の中で特に大和田三朗議員、藤澤昌隆議員が活発に発言した。大和田議員は、健康教育や地域の支援制度の改善が求められると訴え、その根拠として住民の健康意識の向上を挙げた。