令和3年第7回帯広市議会では、様々な議案が審議され、交通安全や農業振興、エコ対策が主要なテーマとして浮上した。特に、交通事故の発生件数が減少する一方で、高齢者による事故が依然として多く報告されていることが、今後の課題として取り上げられた。市長は、交通安全教育の強化、特に高齢者を対象とした取り組みを進める意向を示した。
また、農業振興に関して、横山明美議員からの質問を受けて、米沢則寿市長は、農業の経済的基盤を強化するための新たな施策について触れた。特に、技術革新や担い手の確保が課題であると認識されており、今後も生産者との連携を強化すると述べた。さらに、収穫の安定とともに、影響を受ける農家への支援策も求められている。
さらに、環境問題に対する取り組みも重要視されており、エコフレンズ事業によるボランティア活動の拡充が紹介された。今年度の登録者数は約4,000人に達し、地域住民が積極的に清掃活動に参加する様子が報告される一方で、課題として持続的な啓発活動が挙げられた。また、紙おむつのリサイクルについては、全国的に考慮されているが、衛生面から慎重に進める必要があるとされた。
最後に、認知症やICTの利活用についても問われ、特に認知症の徘徊者の情報ネットワークの重要性が強調された。帯広市では、認知症高齢者の捜索依頼に対応するための体制を整えているが、さらなる充実が求められる。市としての取り組みが評価される一方で、これからも地域全体の安全を確保するための努力が必要であることが再確認された。ys登
今後、帯広市ではこれらの問題解決に向けた具体的な施策を進めることで、市民にとってより安全で安心な社会の実現を目指していく意向を示した。