令和2年第5回帯広市議会臨時会が開催された。
この会議では、議案第74号の令和2年度帯広市一般会計補正予算が主要な議題として挙げられた。特にこの補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策を含む地元経済の支援策として大きな意味を持つとされている。
特別委員会の今野祐子議案審査特別委員長は、総務費関係の新たな感染症対策や、避難所での備蓄品確保の必要性を強調した。特に、感染症対策が避難所運営に与える影響や、スケジュールについて説明され、重要性が指摘された。
さらに、農村地域における光ファイバー整備の計画についても触れられた。これにより、地域のインフラが整備され、通信環境が向上することが期待されている。
民生費に関しては、保育所や児童保育センターへのエアコン設置が計画されている。これは、子供たちの保育環境を向上させるために不可欠とされ、設置時期や費用についての質疑も行われた。
商工費では、セーフティネット資金の活用や、プレミアム付商品券の活用について説明があった。これにより、地域経済の活性化を図ることが強調された。
教育費関係では、デジタル化推進が進められており、小中学校向け端末整備計画が発表された。端末導入後には活用法や教員への支援が重要視され、今後の推進策について質疑が交わされた。
杉野智美議員は、本補正予算案の意義を強調し、市民生活の安定を図るために必要な施策だと訴えた。新型コロナ感染症対策に取り組む重要性が述べられ、全会一致での可決が決定された。議会は、本議案が市民の生活を支える大きな役割を果たすことを期待している。
今回の予算案は、感染症の影響が長期化する中で、安心感を持つことができる施策となるよう求められ、市民の要望に対して寄り添った対応が望まれる。
最後に、有城正憲議長が区切りをつけ、令和2年第5回帯広市議会臨時会が閉会した。