令和2年第3回帯広市議会臨時会が開催され、複数の重要議案が討議されることとなった。
本会議は、議長の有城正憲氏が進行し、出席議員は28名で、欠席議員数は1名であった。
議事日程に従い、まず会議録署名議員の指名が行われ、26番佐々木勇一議員と27番稲葉典昭議員が選出された。
続いて、会期の決定についての議題が挙げられ、会期は本日と翌日、5月19日の2日間とすることが確認された。
日程第3では、令和2年度帯広市一般会計補正予算(第2号)など6件の議案が一括して提案され、米沢則寿市長から詳細な説明が行われた。
市長は「特別定額給付金に関する経費、新型コロナウイルス対策としての住居確保給付金の支給対象の拡大などが含まれる」と強調し、今回の予算案の必要性を訴えた。
特に、一般会計補正予算では、国の緊急経済対策として広報紙の発行に係る経費や、教育費においては牛乳パック処理経費、奨学金貸付の拡充が計上されている。
続く議案についても、市長から新型コロナウイルスに関連した様々な措置が提案された。
新型コロナウイルス感染症による傷病手当金の支給を盛り込んだ国民健康保険会計補正予算が、特に注目を集める取り組みである。
また、税条例改正に伴い、固定資産税の軽減に関する施策も計画されている。
議題に対する議員の質疑応答は行われなかったが、11人の委員をもつ議案審査特別委員会が設置されることが決議され、本会議は無事に終了した。
次回の本会議は、5月19日午前10時から開催予定である。