令和3年第2回3月定例会が開催された。出席議員は29名全員で、会議は午前10時1分に開議した。
日程には、会議録署名議員の指名や令和3年度帯広市一般会計予算、各種予算案についての議案が挙げられていた。
会議の冒頭、鬼塚英喜議員がコロナ禍の影響を受けた市民の不安を受け、地域の"緑のまちづくり"や"災害に強いまちづくり"について発言したと述べる。山田市長も"帯広市の緑は未来の遺産である"と強調し、市民との協働を重視していく意向を示した。
また、林佳奈子議員による質問では、新型コロナウイルス感染症が及ぼした社会経済への影響が取り上げられた。これに対して、米沢市長は"経済支援のための各種対策を講じていく"と答弁した。
教育部門では、村松正仁部長が学校行事の実施状況や今後の計画について説明した。特に、運動会や文化祭等の行事を、感染対策を講じた上で行えるよう調整しているとした。また、新年度から実施されるGIGAスクール構想についても言及し、子供たちへの情報通信技術の教育の重要性を強調した。
次に、ケア労働者への支援と女性の社会的な役割についての議論もあった。多くの議員が、看護師や保育士などの労働者の処遇改善が急務であるとし、特に女性の自殺件数が増加している現状に対して、市は "支援策の拡充"を図る必要があると答えた。
さらに、杉野智美議員は、教育現場でのジェンダーの問題や、制度的な差別について議論し、女性の職場環境改善に向けた具体的な取り組みを求めた。その中で、市長は"男女の平等を実現するための社会的理解が必要である"と述べた。
会議中、出席者全員から意見交換が行われ、肩を寄せ合いながら、現場の声を反映した多様な施策が求められていることが確認され、今後の市の取り組みへの期待が高まった。