令和4年第7回12月定例会が開かれ、ばんえい競馬や保育再生、子供の医療費助成、そして経済対策など、様々な議題について議論が展開された。
特にばんえい競馬に関しては、帯広市が主催している競技であり、過去最高の売上を記録しており、観光名所としての役割も果たしている。この背景には、各種イベントやメディアを通じた注目度向上があるとされた。市長の米沢則寿氏は、ばんえい競馬が地域経済や文化に貢献していることを強調した。市は運営体制の強化や老朽化した厩舎の建て替えについても前向きに進めていく考えを示した。
保育再生の課題については、現在の待機児童数が25名で、潜在的待機児童数は220名に達していることが報告された。この問題が続く中、保育所の再編が急務とされており、特にゼロ歳児への受け入れなどが求められている。市は今後、保護者からの意見を反映しながら、再編の具体策を進めていく方針を示した。
また、帯広市の子供医療費助成に関する議論も活発で、子供の医療費を無償化する声が多く、特に中学生までの対象年齢の拡大が強く求められている。現在、助成金については一定の条件があり、地域間格差の解消が重要とされている。
経済対策については、物価高騰が市民生活や中小企業に打撃を与えており、特にゼロゼロ融資の返済が始まる中、実質的に多くの家庭が困難な状況に置かれる可能性がある。そのため、地域経済の支援が一層必要視されている。市としては、事業者への情報提供などを行い、支援に努める方針である。