令和5年第3回帯広市議会定例会が開催された。
議会の会期は6月13日から6月27日までの16日間に決定した。今期の定例会では、議案が多数付議され、特に工事請負契約締結に関する議案の審議が行われた。これには、大空小学校の解体工事や帯広の森体育館の改修工事などが含まれ、各議案は原案通り可決された。
市長の米沢則寿氏は、報告第10号として専決処分に関する説明を行った。この処分は、自動車運行上の事故により生じた損害賠償の額の決定に関するものである。4月24日に帯広市内で発生した事故により、選挙課の職員が公務中に相手方の軽貨物車に接触し、損害が発生した。これにより専決処分が行われたと述べた。
また、報告第11号では、同様の事故に関する和解について市長が説明した。この事故は4月26日に発生したもので、帯広市の小型貨物車が相手の軽自動車に接触したことによる。損害賠償に関しては過失割合に基づき和解が成立したと強調した。
さらに、令和5年度帯広市一般会計補正予算第4号が議題となった。この補正予算には、ICT化推進のための経費や高騰する電気料金への支援などが含まれている。米沢市長は、電気料金高騰の影響を受ける市民をサポートする一環として、これらの措置を導入することの重要性を強調した。
その他にも、安達康博副市長や池原佳一副市長などが出席し、議案に関する質疑が行われたが、全体として質疑は円滑に進んだ。また、議事の都合により一部質疑は後日行うことが合意された。
最後に、議会は6月16日午前10時からの次回会議の予定に従い、無事に散会した。今後の審議に向け、引き続き注目される。