令和5年第3回定例会が開催された帯広市では、主に予算や条例の改正に関する議案が討論されました。特に注目されたのは、一般会計補正予算やばんえい競馬会計補正予算に関してであり、各議案に対する質疑が行われました。
初めに、三浦勇利議員が一般質問を行った。彼は、まちづくりの基本方向や市長の政治姿勢について質問を投げかけました。
「市長の背負うべき責任は重いが、市民の幸せを見据えた施策の推進が求められる」との認識を示しました。市長はフードバレーとかちを「New Stage」へ発展させる意義について強調し、地域産業の活性化が持続可能な発展へ繋がると説明しました。また、まちづくりへの住民参加型の重要性を認識し、地域の意見を大切にするとの意思を述べました。
続けて、他の議案についても多くの質疑が続き、「教育環境や学校施設の老朽化」に関する問題が取り上げられました。地域には築40年以上が経過した校舎が多く存在し、老朽化対策の早急な実施が必要であるとの意見が出されました。
また、物価高騰に対する市の基本的な考え方についても問われた。「水道料金の基本料金免除など必要な施策は継続して進めるが、経済環境への影響も注視している」との回答がありました。
この一連の質疑と討論を通じて、市民の生活に直結する重要な課題に対する市の対応が求められました。特に、除雪や防災、健康増進に向けた施策は、帯広市においても一層の推進が期待されています。また、地域の需要に応じた適切な施策を展開するため、今後さらに市民との対話を強化する必要があるとの意見もありました。