令和3年第4回6月定例会が開催され、重要な議案が審議された。
議案第52号の「令和3年度帯広市一般会計補正予算(第6号)」がその中心となり、十分な検討が求められる内容である。
市長の米沢則寿氏は、議案の提案理由として、高齢者への新型コロナワクチン接種の早期実施を焦点に挙げた。
集団接種に必要な経費や、そのための国庫負担金および補助金が追加されることに触れた。
議案については大綱質疑が行われ、出席した議員からはさまざまな意見が出された。特に、集団接種の実施方法や予約対応の考え方、安全性を保障するための情報発信の在り方について、議員たちは深く議論した。
議案審査特別委員会が設置され、11人の委員が議案についての詳細な審議を行った。委員長の石井宏治氏は、特に北海道との連携や、具体的な接種の進め方、今後のスケジュールについて報告した。
最終的には、議案第52号は全会一致で可決され、次回の本会議においてさらなる整理が必要であることが確認された。
このような議論を経て、帯広市議会は今後の新型コロナウイルス対策の重要性を再認識し、引き続き市民の健康安全を守るための施策を進める方針である。