令和5年第3回定例会が開催された。議題には、令和5年度帯広市一般会計補正予算などが含まれ、市の運営における様々な事項が議論された。
特に、一般質問では佐々木直美議員が福祉センターの利活用や学校給食の無償化について提起し、市は2023年度からの給食無償化に対しての見解も示された。内容においては、福祉センターが抱える課題として耐震化や老朽化とその維持管理もあり、今後の方針として改修を行うと強調した。学校給食についても、現行の給食費の無償化に向けた財源の合理的な確保が必要であるとした。
また、帯広市の地域猫問題についても議論が行われ、飼育崩壊の実態や対応策が求められた。市としても現在は地域住民との連携を深めることが重要であるとの見解が示された。これに関連し、動物愛護団体との協力も進められており、今後の継続的な支援体制の整備が期待されている。
一方で、ばんえい競馬の振興についても盛り上がりを見せた。競走馬や騎手と共にファンの期待に応える観点から、施設設備の整備も実施されている。この中には走路の砂利の入替えやヒーティングパイプの更新が含まれており、競技の質向上を図る取り組みが進められている。
注目されるのは、コロナウイルスの影響を受ける中での公共交通や商業の回復状況であり、特に地域経済団体との連携を強化することによる経済活性化が必要であるとする見解が一致した。
総括として、帯広市は市民生活の向上を図るため、今後も様々な施策推進に力を入れていく方針であることを確認しつつ、地域との協力関係を深める意義を再確認した。