令和元年第1回定例北見市議会が6月20日、午前10時から開催された。
会議では、全国市議会議長会から複数の議員に対する表彰状の伝達が行われ、議員たちの功績が称えられた。
その後、会議録署名議員の指名、会期の決定がなされ、次回の会期は7月4日までの15日間と承認された。
また、議案第1号から第15号、報告第1号から第12号までの計27件の議案が一括で議題にされた。
特に、議案第1号の令和元年度北見市一般会計補正予算は財政面での重要事項として審議された。
補正予算は15億7,127万5,000円の追加を見込んでおり、全体の予算規模は750億1,234万1,000円となることが説明された。
補正の主な内容には、幼児教育・保育料の無償化を含む民生費、農業機械の導入助成、消費税引き上げに伴うプレミアム付き商品券事業などが挙げられた。
議案第11号「まちきた大通駐車場ビル解体工事」に関しては、地元業者活用についての質疑が多くあり、特に入札による地元業者の優先指名の是非が議論された。
その中で、西垣内義章議員が「公正取引委員会が地元業者のみの優先指名には懸念を示している」と指摘した。
市は、これに対し「法的な拘束力はないが地元業者の活用に努める」と述べた。
工事請負契約の議案はそれぞれ可決され、質疑はその後討論へと移った。
松谷隆一議員や西垣内義章議員は、公共工事における契約手法や費用の透明性について不安を表明し、反対意見を述べた。
中でも、解体工事の坪単価が市場の相場から外れているとの指摘があった。
最後に、議案調査のため6月21日より5日間の休会が決定し、会議は午前11時35分に散会した。