令和3年の北見市議会における定例会は、3月11日に開催された。
本会議では、会議録署名議員の指名とともに、複数の議案が一括議題として上程された。議案は合計23件であり、特に議案第9号から第14号、そして第17号から第27号までの議案が含まれている。
総務教育常任委員会の委員長、川島章則議員は、「今定例会において提出された議案の主な質疑と結果を報告します」と述べ、重要な議案の内容を説明した。議案第9号は令和2年度の一般会計補正予算であり、教育費の指導奨励費に関する問題が取り上げられた。
また、議案第29号についても重要性が強調され、埋設物に関する損害賠償についての質問が行われた。これに対し理事者は、撤去に要した期間や運搬車両の数について詳細に答弁した。
福祉民生常任委員会の委員長、加城博志議員は、高齢者福祉費に関連する議案に対する質疑について触れ、特に新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する市民への周知方法について質問が集中したことを報告した。現行の医師や看護師の数、今後のスケジュールについても重要視された。
その他に、産業経済常任委員会の報告では、農林水産関連の議案による農業担い手対策の進捗状況が説明され、宿泊需要喚起支援事業の詳細についても質疑が行われた。特に市外居住者に対する割引額の引き上げに関する懸念が示されたことに対して、対応策が求められた。
建設上下水道常任委員会では、西10号上仁頃間道路の整備計画や公営住宅の建替え後の跡地利用について議論があり、各議案に対する質疑応答が重視される中で、施工の透明性を保持するための取り組みも強調された。
今議会では77件の使用料・手数料改定に関する議案が提出された。委員会の報告では市民からの声を重視し、改定が行われる背景について市民目線での取り組みが必要とされた。特に高齢者への料金負担の見直しが今後の課題となる。
議長の高橋克博議員は、今後の議会日程として、3月12日から3月17日までの休会を告知し、次の予算審査に向けた準備が進むことが示された。