令和4年第3回北見市議会が9月30日に開催された。この会議では、議案や意見書の審議が行われ、重要な決定が下された。
議案第7号と、認定第1号から第8号までの件が一括して議題となった。決算審査第1特別委員会からの報告を受け、議案の審査が行われた。特に、認定第1号については意見の一致を見なかったが、他の認定については賛成多数で報告を受け入れることになった。決算審査第2特別委員会の報告では、約8件の議案が付託され、議論が交わされた。
特に重要視されたのは、議案第8号から第10号の人権擁護委員候補者の推薦である。市長の辻直孝氏から、候補者として小関一男氏、土島行雄氏、安井啓悦氏の3名が提案され、この推薦が全会一致で承認される形となった。これにより、12月末に任期が満了する委員の後任が決定された。
さらに、議案第11号においては、令和4年度北見市一般会計補正予算が提案され、オンラインを活用したウェブ会議システムの整備を含む事業が予算に組まれたと報告された。合計で3千万円の補正が認められ、これにより予算規模は767億2,376万6千円に達する見込みとなった。
意見書案についても、この会議で一括議題に上がり、国土強靱化に資する社会資本整備や特別支援学校の問題が取り上げられ、原案通りに可決された。
今回の議会を通じて、質疑や意見が活発に交わされ、議決を得た内容が市民にとっての施策へと繋がることが期待される。理事者におかれましては、今後の市政執行において、審査過程の質疑・応答などについて十分な留意を求める声が多数挙がった。議会の総括をもって、令和4年第3回北見市議会は閉会した。