令和元年12月12日、北見市議会は第三回定例会を開催した。議題には議案第1号から第13号までと一般質問が含まれていた。主要な質問は、公明党の合田悦子議員が提起した健康増進の施策に関するものであった。合田議員は、北見市の地域特性や自殺率の高さ、がんの発症率に焦点を当て、健康づくりに必要な具体策について質問を行った。相続税の問題や医療機関との連携の強化などが取り上げられた。
また、次に質疑を行った日本共産党の桜井由美子議員は、手話言語条例の実効性や男女共同参画社会の実現に向けた施策について問いかけた。具体的には、審議会への女性の登用状況や、市民の参加を促すための施策について議論された。これに対し、担当部長は進捗状況を報告し、さらなる取り組みの必要性を強調した。
市民・連合クラブの隅田一男議員は、地域防災体制について自衛機能の強化や、災害廃棄物の処理についての意見を述べ、特に過去の災害から学ぶ教訓を活かしたいとの意向を示した。市職員の派遣による支援活動についても言及し、継続的な支援が求められているという現状が語られた。
さらに市政クラブの木村則夫議員は、地域活動や防災するためのコミュニティ形成を重視する意見を述べ、地域貢献の重要性を訴えた。特に地域包括支援センターの役割や、生活支援コーディネーターの活動に対する理解を求めた。また、多彩な年齢層の参加促進や、医療との連携、さらには教育力を支持し地域全体で高齢者支援を推し進める仕組みが重要であるとした。