令和5年6月22日、北見市議会は第2回定例会を開催した。
議題には、令和5年度一般会計補正予算が含まれている。これは、エネルギー、食料品価格の高騰に対応するための支援を目的としている。市長の辻直孝氏は、「補正予算には、物価高騰の影響を受ける事業者や個人への支援を盛り込んだ」と強調した。
議案第1号の補正予算には、総務費や民生費、労働費など様々な分野での支出が計上されている。特に、低所得世帯への支援を強化するための予算措置が強調され、その中には高齢者特別支援給付事業が含まれている。市長は、「必要な支援をきめ細やかに実施する」と述べた。
また、北見市総合計画審議会条例の一部改正や、北見市税条例の改正についても論じられた。これらの議案は本年3月に施行された地方税法改正に基づくものである。市長は、「新たな規定に基づいた改正が必要である」と説明した。
次に、北見市保健センターの移転に関する条例改正案も提出された。この移転は令和5年11月に行われる予定で、場所はまちきた大通ビル4階となる。市長は、この移転に関して「市民サービスの向上を図る」と述べた。
さらに、除雪機械の購入に関わる財産取得に関する議案も上程された。この議案は、除雪事業の効率化を目的としたものであり、特に冬季の安全・安心な生活を保障するための措置とされている。
会議では、議案が一括議題として上程され、了承された。議長の飯田修司氏は、特に地域の振興政策や市民福祉向上に向けた議論が続いていることを強調し、「次回の休会明けに対応議案を再び検討していく」との意向を示した。
議会は今後、これらの議案の内容を詳細に審議し、最終的な採決を行う予定である。会期は7月6日までの15日間と決定された。今議会では地域住民に密着した施策が多く提案されており、市民の注目を集めている。