令和元年12月、北見市議会は第3回定例会を開催した。この会議では、議案や意見書案が多く取り上げられ、重要な決定が行われた。
特に議論されたのは、台風19号からの復旧・復興に向けた対策を求める意見書案と、豚コレラの早期終息に向けた対策についてである。意見書案第7号には「令和元年台風19号等からの復旧・復興に向けた対策を求める意見書」とし、災害復旧における政府の支援強化が求められた。また、意見書案第10号では「豚コレラの早期終息に向けた緊急かつ具体的な対策を求める意見書」が提出され、農業や畜産業の影響を考慮した具体的施策が強調された。
市長、辻直孝氏はこの件について、「復旧・復興に向けては、迅速な対応が求められ、地域住民の安心を守るための支援が不可欠である」と強調した。また、「豚コレラの感染拡大を防ぐためには、徹底した検査体制と早期発見が求められる」と述べた。
加えて、議案第14号では人権擁護委員候補者の推薦が行われ、新たに田中宏氏が選出された。この件について市長は、「人権擁護の重要性を鑑み、新たな委員としての役割を期待している」と述べた。
監査報告第1号では、例月現金出納検査の結果が報告され、透明性のある市政運営が目指されていることが示された。議長、公正な財政運営が地域の信頼につながると述べた。
このように、北見市議会は災害対策や人権問題に取り組む意義を再確認した。議会は、地域の安定を最優先とし、意見書や議案の早期審議を進めていくことを確認した。