令和2年第4回北見市臨時議会が開かれ、新型コロナ関連の補正予算が審議された。
市長の辻直孝氏は、補正予算について具体的な内容を説明した。主な項目は、児童館などの温水供給設備の整備である。これには国の交付金が充てられる。さらに、北見市PCR検査センターの開設支援のための資金も含まれる。
桜井由美子議員は、この補正予算が特に児童館の手洗い場の温水器設置に関するものであることを指摘し、具体的な設置方法や発注先の決定について質疑を行った。市は適切な業者による施工を進めるとの回答を示した。
また、桜井議員はPCR検査センターの開設についても質問した。検査対象地域が限られていることに対し、地域を拡大する必要性を訴えた。地域医療対策室の髙田直樹氏は検査センターの利用方法を説明し、自家用車が利用できない市民への配慮を示した。市民の周知にも積極的に取り組む意向が表明された。
住宅改修補助事業に関する補正も話題に上がった。都市建設部長の藤原義隆氏は、185件の申請があり、予想を上回る反響があったと述べ、様々な補助対象工事の広範な内容が人気の要因と考えると説明した。
教育関連の補正も挙げられた。学校教育部長の佐々木賢一氏は、海構想の実施に向けた資金の流れや整備サポーターについて説明した。
最終的に、各議案は全て可決され、会議は施行された。特に新型コロナに関する対策が大きな関心を集めている中で、市政の柔軟な対応が求められていることが浮き彫りとなった。