令和2年第1回定例北見市議会が3月19日に開会され、各議案や意見書が審議された。
出席議員は27名で、全員が出席したことが確認された。議題には、教育委員会委員の任命に関する議案が含まれており、市長の辻直孝氏が提案した。
議案第29号で新たに任命された森脇正史氏は、英語科の非常勤講師として活躍してきた経験を持つ。「子どもたちの学ぶ意欲を育てる環境を作りたい」と森脇氏は抱負を述べた。
公平委員会委員の選任を伴う議案第30号に関連して、市長は杉山啓二氏の再選任を提案し、議会の同意を得た。市長は「公平性を保つため重要な役割を担う」と強調した。
議案第31号では北見市オンブズマンの再委嘱に関する提案があり、市長が木戸和志氏を推薦した。議員から異議はなく、同意されることとなった。
また、この日の会議では、意見書案が2件上程されている。「中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書」や「再編統合対象の公立・公的病院名公表に関する意見書。」両案は全会一致で可決された。
さらに、北見市の子ども医療費無料化の請願も確認された。請願は福祉民生常任委員会に付託され、閉会中に審査されることが決定された。議長は「市民の期待に応えるための審査が重要である」と述べた。
最後に、監査報告が行われ、財政援助団体を含む監査結果の報告が議員に説明された。議会はこれを了する形で、全ての案件の議了を宣言し、午前10時22分に閉会した。