令和4年10月27日に開催された北見市議会第4回臨時会では、重要な補正予算が承認された。
出席議員数は22名であり、議案第1号および議案第2号が議題に上がった。この会議では、令和4年度の一般会計補正予算と水道事業会計補正予算が検討された。
市長の辻直孝氏が提案理由を説明し、特に低所得世帯を対象にした生活支援給付金の支給が重要な焦点となった。生活費やエネルギーコストが急騰する中で、緊急支援の必要性が高まっていると述べた。
議案第1号では、電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する緊急支援として、住民税非課税世帯を対象にした給付金が約2万世帯に対し支給される。
質疑応答の中で、菊池豪一議員は、支援金が困難な状況にあるDV被害者にも届くような対策を求めた。保健福祉部長の武田雅弘氏は、DV等避難者については独立した世帯とみなされるとして、対象となると答えた。
このように、北見市は市民の生活を支えるための取り組みを進めていることが再確認された。水道料金についても、生活に影響を及ぼす市民を支援するために、基本料金の2か月間の免除が決定される見通しである。
また、生活等緊急支援事業についても触れられ、高齢者世帯への支援金の拡充が検討されている。菊池議員は、対象を75歳以上ではなく70歳以上に引き下げることを提案し、その影響についても言及した。この提案に対しては、財源確保が可能であるとの答弁があった。
最終的に、議案は原案のとおり可決され、北見市議会は議論の結果、地域住民に対する支援を進める姿勢を明示した。これにより、予算規模は782億959万2,000円となった。