令和元年第3回北見市議会が開催された。議事日程に沿って、会期月日や報告事項が進行された。
まず、議長の高橋克博氏は会議録署名議員の指名を行い、浦西孝浩議員と隅田一男議員が選ばれた。
続いて、会期の決定が議題になり、本日から12月19日までの15日間とすることが決定される。
重要な議案として、令和元年度北見市一般会計補正予算が提案された。市長の辻直孝氏は、補正予算の財源について説明し、歳出に関連する国・道支出金や地方債を見込み、積立金からの繰入金を計上することを述べた。特に、地域の防災力向上を目的とした強靱化計画や、農業用機械導入支援のための助成が含まれている。
この補正により、一般会計は約5,881万5,000円の追加が見込まれており、総予算規模は763億3,462万1,000円に達する。また、全会計では1,188億5,979万3,000円となる。
加えて、職員給与に関する議案も提出され、人事院勧告に基づいた給料表及び勤勉手当の改定が議論された。これに関連し、特別職の手当の増額が提案されたが、議員から地域の経済状況を反映させるべきとの意見があった。質問を受けた総務部長の我妻学氏は、勧告に準じた改定であることを強調した。
令和元年度北見市国民健康保険特別会計補正予算や介護保険特別会計補正予算なども次々に議題に上がり、各予算案に関する質疑が行われた。議会の応答を交え、市民の福祉や生活環境の改善を目指す意義が強調された。
各議案については質疑が終結し、ほとんどの案件は原案通り可決された。加えて、議員提出の報酬改正案も承認された。これにより議会としての透明性や市民感情を重視する姿勢がみられる。
最後に、議長が今後の議事日程について言及し、12月6日から10日の間は休会することが決定された。議会は、地域のニーズに応えつつ、さらに市民との信頼関係を強化するための施策を進めていく意向を示した。