令和3年6月24日に開催された北見市議会定例会では、複数の重要なテーマが取り上げられた。
特に、新型コロナウイルスワクチン接種に関連する話題が多く、柏木怜市長、相談や対応を強化し、特に高齢者への接種を7月中に完了させる意向を示した。64歳以下の市民への接種は7月から開始予定で、基礎疾患のある方や高齢者施設の従事者が優先され、スムーズな運営を目指すとしている。
一方で、地域公共交通についても意見が交わされた。加城博志議員が、常呂と温根湯地域においてデマンドバスの運行を提案し、地域住民の利便性向上を図る方向での協議がなされている。そのランニングコストは年間約4,900万円の試算が示され、北見市としては高齢化社会への対応策を急ぐ必要性が強調された。
さらに、電動車普及に向けた施策についても議論され、2050年カーボンニュートラルを目指す中で、北見市の電動車プログラムの必要性が認識されている。電動車の購入を促進するための施策が求められ、これまでの取り組みの評価と、さらなる施策の具体化が期待されている。
また、教育界でもICT教育の今後が注目され、各学校での具体的な取り組みに対して市教委からも指導が継続される。特に、1人1台の端末の導入が進み、学校内での新たな学び方が模索されている。教育現場の変化を受け入れ、その効果を検証し続けることが求められている。
最後に、観光振興においては「きたみ観光大使」が重要な役割を果たしており、現在13名の大使が委嘱され、地域の魅力を発信する活動を行っているが、この活動がより目立つようなコミュニケーション戦略の強化が進められている。