令和3年3月5日、北見市議会が開催され、注目の議案が数多く審議された。
出席議員数は26名で、議事は会議録署名議員の指名から始まり、議案の一括議題化へと進んだ。
小野卓也議員からは、パートナーシップ制度の導入に関する質問があり、性的マイノリティーに優しい社会の構築を求める声があがった。この制度に関し、市は昨年12月に導入を検討することを表明したことが評価され、他の自治体の動きと連携して進めていく必要性が強調された。小野議員は、この制度が北見市民のみならず、道民の期待を集めていることを指摘した。
松谷隆一議員は、令和3年度の市政執行方針について質問し、SDGsの観点から市の取り組みの進捗状況を質問した。特に、高齢者福祉に関する施策として、戸別収集の実施を予定していることが報告された。
また、松谷議員は、新型コロナウイルス感染症による影響を受けた市民の生活保障についても言及した。北見市では、独自の支援策として生活困窮者への直接的な支援が不可欠であると訴えた。
議案第43号については、令和2年度補正予算案が提案され、教育費やICT設備の充実、感染症対策に充当される予算が盛り込まれていることが発表された。これにより、北見市の教育環境の整備が進むと期待される。
また、議案第44号では、高度無線環境整備推進事業のための工事請負契約についての提案があった。この契約は、高速ブロードバンド未整備地域への光ファイバ網整備工事を行うもので、今後のインフラ整備が促進される見込みだ。
本日の議会は、次年度に向けた重要な議案が審議され、市民の期待に応える形で施策の実行が求められる場面が多かった。議会終了後、各委員会でのさらに詳細な審議が待たれる。