令和3年3月18日、北見市議会は第1回定例会を開催し、多くの議案が審議された。
会議の冒頭、市長の辻直孝氏が議案について説明を行い、各委員会の委員長からの報告も続いた。
今回の会議では、議案が特に多く上程され、議案第33号において教育委員の任命についての提案が行われた。市長は水谷成子氏の任命理由を述べ、「地域における教育の活性化に貢献する人材」と評価した。
また、議案第34号では公平委員会委員の選任について、同じく辻市長が矢萩悦啓氏の再任を求めた。議会は異議なしで同意を決定し、透明性の高い運営を重視していることが強調されていた。
さらには、固定資産評価審査委員会に関する6件の議案についても、市長より知識と経験のある6名を選任する提案がなされ、迅速に同意された。
人権擁護委員候補者の推薦として松平典子氏が再推薦され、また北見市オンブズマンの川村悠佑氏も再委嘱されることとなった。議会内での質疑は少なかったが、委員会メンバーの協議の結果、ほとんどの議案が賛成多数で可決された。
最後に、意見書案第1号として2030年までの温室効果ガス削減目標の引き上げが議論され、気候変動への対応を強化する必要があるとの意見が一致した。今後、これらの議案は関係機関へ送付される見込みである。
以上の議題について北見市議会は、すべての案件を適時に審議し、閉会を迎えた。これにより、引き続き市政に対する市民の期待に応える方針が示された。