令和4年12月15日、北見市議会の第4回定例会が開催された。
この日は、多くの議案が審議され、重要な意見書案が可決された。特に注目されたのは、帯状疱疹ワクチンへの助成と定期接種化を求める意見書であり、議長の飯田修司氏は提案が高く評価されたと伝えた。
議案第1号から第20号までは、委員会報告をもとに審議が行われた。総務教育常任委員会の高橋善治議員より、令和4年度北見市一般会計補正予算に関連する議案が報告され、今後の物価高騰に対する財源の確保が求められる旨が述べられた。特に、教育費に関する質疑では、教室の室温や湿度設定が議論され、児童生徒へのウオームビズ推奨がどのように進められるかが問われた。
さらに、福祉民生常任委員会の小野卓也議員は、特別障害者手当や高齢者福祉に関する議案について、十分な経費配分がなされるよう再確認されるべきだと強調した。老朽化した設備への補助や保育士の処遇改善についても、議論が交わされた。
産業経済常任委員会では、地域経済を支えるための農業振興策が取り上げられ、農作物の生産減少が懸念される中での支援策が必要であるとの意見が出た。また、新たな指定管理者制度による施策が、今後どう進むのかが課題視された。議案の多くが全会一致で可決され、地域のニーズに応える姿勢が示された。
最後に、監査報告第1号や各議案に対する討論がなされ、すべての案件が予定通り議了された。北見市議会は、地域の課題に対応するための応援を期待する旨を強調し、閉会を迎えた。