令和3年第3回定例北見市議会が9月24日に開かれ、各議題が審議される。
会議は午前10時に開会し、25名の議員が出席した。議長の高橋克博氏が冒頭で議事日程を示し、出席議員数について報告が行われた。議題には、重要議案がいくつか含まれており、市民の生活に直結する内容が目立つ。
議案第8号では、令和2年度の一般会計と工業団地造成事業特別会計が審査された。決算審査第1特別委員会を代表して報告した轡田恵美議員は、「認定第1号については意見の一致が見られなかったが、賛成多数で認定される運びとなった」と述べた。
また、議案第11号では、一般会計補正予算について市長の辻直孝氏が提案した。《この補正予算は、コロナウイルス感染症禍による影響を受けた市内事業者への支援を目的としており、補正額は1億3,000万円である》。市長は市民の営業活動の持続化を重視し、財源として地方創生臨時交付金を充てる旨を説明した。
さらに、議員提出議案第4号に対しては討論が行われ、菊池豪一議員が議員定数の維持を主張した。一方、森谷隆文議員は議員定数の削減を支持し、多様な意見が交わされた。討論を経て、議員定数を2減らす改正案は賛成多数で可決された。
最後に、意見書案第4号と第6号についても一括議題とされ、いずれの案も採決の結果、原案通り可決された。これにより、市民の厳しい財政状況の克服と地方財政の充実が求められる意見が出されたことが強調された。
午前10時28分に閉会し、これにてすべての議案が承認された。