令和3年12月の定例北見市議会が開催された。会議では各議員から市の交通安全対策や新型コロナウイルス感染症対策、地域振興に関する重要な質問がなされ、その回答が多くの市民の関心を集めた。特に高齢者運転免許証自主返納支援策について、鈴木建夫議員は、その参加者数や効果を問うた。これに対し、総務部長は、令和2年度には約33名が参加したことを報告し、今後も講習を継続していく意向を示した。
また、交通安全に関しては通学路の改善要望が多く寄せられているが、迅速な対応が求められている。高橋善治議員が、具体的な改善手法や通学路の点検状況を問うと、教育部長は96か所を対象に調査を実施し、15か所が優先的に改善が必要であると認識していることを伝えた。「冬期間の除雪体制の重要性」についても指摘があり、市民の安全を守るために除雪作業のさらなる強化が期待されている。
さらに、医療的ケア児に関する支援法の導入についても議論が展開された。浦西孝浩議員が地域の医療的ケアが必要な子どもたちへの支援の現状と課題を述べ、具体的な支援体制の不可欠性を訴えた。保健福祉部長は、北見市の支援体制の充実に努めていく意向を示し、周辺自治体との連携も必要であるとの認識を述べた。
特に障がい者スポーツの振興に関しては、パラリンピックの影響で障がい者への理解が広まっているとの結果報告がなされたものの、具体的な取組が求められている。今後、北見市が主催するイベントや講座を通じて、地域全体での交流促進を図ることが整備される計画である。