令和2年9月9日、北見市議会において、新型コロナウイルス感染症対策や新庁舎整備計画、国道39号石北峠トンネル化の要望などが議論された。
まず、代表質問を通じた市民・連合クラブの川島章則議員の発言において、新型コロナウイルス感染症の現状が詳述された。現在、全国的に感染者数が増加傾向にあり、本道においても注意が必要である。川島議員は、北海道新型コロナウイルス感染症対策有識者会議のメンバーである辻直孝市長に、積極的な感染症対策を求めた。市長は、クラスターが発生した際の市の対応を振り返り、今後も市民の安全確保に努める考えを示した。
新庁舎整備計画についても、質疑応答が行われた。市長は、統一化された住民サービスの向上に向けて、効率的な行政運営を目指し、新庁舎の役割に期待を寄せると答えた。また、災害時には避難所での感染症対策についても焦点が当てられ、具体的な手順や新たな避難行動についての工夫が求められた。
次に、国道39号の整備や石北峠トンネル化の要望に関する質問も取り上げられた。議会では、石北峠のトンネル化の必要性、地域の貢献としての道路整備が語られた。市長は、道路管理者への要望を行い、地域経済の活性化に資することを強調した。相内留辺蘂間の4車線化については、留辺蘂町が抱える交通問題の解決に必要であるとの認識を示した。
さらに、廃棄物減量、処理、リサイクルについても議論がなされ、リサイクルの方法や現状の課題について詳細が説明された。市長は、環境問題への対応として、廃プラスチックのサーマルリサイクルやリユース企業の協力について言及した。