北見市議会は、令和4年9月16日に第3回定例会を開催し、各議案に関する活発な議論が展開された。
今回の会議では、合田悦子議員が中心となり、サーキュラーエコノミーや女性デジタル人材の育成、プレコンセプションケアなど重要なテーマに焦点を当てた。合田議員は、サーキュラーエコノミーの必要性について若者たちの意識を引き合いに出し、より持続可能な社会を築くための取組が求められると訴えた。特に、現在の市場でエシカル消費が重要視されていることから、市民への啓発が不可欠であると指摘した。
また、合田議員は女性デジタル人材育成プランについても意見を述べ、地域での就労機会の拡大が重要であると強調した。北見市雇用創造協議会の取り組みによれば、実績としては初年度参加者の70%が女性であることが確認されており、今後さらなる支援が期待される。
さらに、プレコンセプションケアについても言及され、妊娠前の健康管理に関する啓発が重要であるとされている。このテーマは、医療機関との連携を強めることで、若い世代への健康教育が効果的に進められると見込まれている。合田議員は、市政におけるこの施策の推進を切に求め、各部署が連携し合う重要性を強調した。
防災対策についても活発な議論が交わされた。防災啓発の取り組みには、ARやVRの技術を利用した災害体験教育が期待されており、実情を反映した新たな手法の導入が進められる見込みである。また、防災に関するアプリの活用も検討されており、市民の意識を高める取り組みが重要視されている。
最後に、休会の決定が承認され、今後の議案審査についての方針が明示された。議長の飯田修司君は、今会議を円滑に進行できたことに感謝を示しつつ、今後の継続した取り組みへの意義を語った。