令和2年12月3日、北見市議会の第4回定例会が開かれました。
会議では、会期が12月17日までの15日間と決定され、様々な議案が提案されました。特に補正予算に関する議案が重要な議題として扱われました。
市長の辻直孝氏は、補正予算の内容について詳細を説明しました。一般会計補正予算としては、24億7,527万円の追加が計上され、これにより予算規模は974億5,243万9,000円になります。市長は、「新庁舎における感染症拡大防止対策経費や学校整備事業費など、公共サービスの充実を図るための経費が含まれている」と説明しました。
議案第109号には、屋内子ども遊戯場整備事業や保健センター整備事業に関する内容が盛り込まれており、副市長の浅野目浩美氏からも詳細な報告がありました。この中で、「市立学校の感染症予防対策や、街の利活用に向けた計画」が示されました。これらの施策は、地域の住民の生活向上に寄与することが期待されています。
さらに、議会では中崎孝俊議員が提案した議案第109号に関する動議が提出されました。中崎議員は、「実施設計が明示されないままで進めるのは問題である」として取下げを求めましたが、この動議は最終的に否決されました。議長の高橋克博氏は、これに先立ち、「質疑応答や意見交換が必要である」と発言しました。
最後に、議会は12月4日から12月8日までの休会を決定しました。議会は市民の意見を反映させながら、今後の議案審議を続ける方針です。引き続き、地域の課題解決に向けた議論が期待されています。