令和元年11月18日に開催された北見市議会臨時会では、重要な議案が審議された。議会の主な議題は、一般会計補正予算や新しいカーリングホールの工事請負契約の締結であった。特に、災害復旧や市民支援に関する予算の増額が目を引いた。
議長の高橋克博氏は、まず会議録署名議員として斎藤昭利議員と合田悦子議員を指名。続いて、臨時会は本日1日限りの会期と決定。出席議員は全員で、議事は円滑に進行した。
市長の辻直孝氏は、議案第1号となる一般会計の補正予算について説明した。この内容には、台風19号の影響を受けた姉妹都市、宮城県丸森町への支援としての義援金や、道路橋梁の維持管理費が含まれている。
特に、道路橋梁維持管理経費として予算が必要とされている。橋の状況に関する質疑があり、特に無加川の高さが著しく低下したことから、さまざまな事業が急務とされている。この問題に関し、都市建設部長から河床低下に関する今後の対策が必要であるとの回答もあった。
また、仮称北見カーリングホール建設に関する議案では、新築工事の契約が提案され、入札の透明性に関する質疑も行われた。議員の菊池豪一氏は、予定価格の事前公表に関する問題点を指摘し、談合の懸念を持つ市民の声を代弁した形となった。この点において、今後の入札手続きの改善に向けた指導が求められている。
議会では、様々な質問が交わされ、特に災害支援に関する項目が注目を集めた。補正予算により、被災した道路の復旧作業に必要な経費が計上され、職員派遣など具体的な支援活動が述べられた。
会議最後には、議員の菊池氏が議案第2号および第3号に関し反対討論を行い、市内の安全性を優先すべきであるとの意見を述べ、その後採決が行われた。最終的に、すべての議案は可決された。