令和3年6月に行われた北見市議会第2回定例会では、重要な議案が一括して可決された。
特に注目されたのは、議案第19号に関する人権擁護委員候補者推薦である。市長の辻直孝氏が新任の山本和枝氏を法務大臣に推薦する旨を説明した。これに対し、質疑が行われ、特に異論は提示されなかった。
また、意見書案第2号と第3号についても重要なテーマとして扱われた。意見書案第2号では林業や木材産業の成長産業化に向けた施策の充実を求められた。これに対し高橋克博議長は、産業振興の必要性を強調し、その実現に向けて前向きな意見を述べた。
さらに、意見書案第3号では、道立留辺蘂高等学校の募集停止計画の撤回が求められ、地域住民からの強い反発が寄せられていることが議論された。これに応じて、鈴木建夫議員は地域教育の重要性を訴え、採決の結果、両意見書はいずれも原案通り可決された。
監査報告についても報告があり、例月の現金出納検査結果が示され、透明性の確保や財務管理の強化が求められた。この結果に基づき、各常任委員会が実施した質疑も参照しつつ、議会全体での審査が行われた。
閉会に際し、議長は出席議員を称賛し、今後の活動への期待を述べるとともに、次回の議会に向けた準備の必要性についても言及した。次回も有意義な議論が交わされることが期待されている。