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北見市第3回定例会で防災・環境施策が討議

北見市議会の第3回定例会で、都市の防災対策や環境施策が中心に討議され、市長が今後の具体的な取り組みを表明。
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令和5年10月5日、北見市議会第3回定例会が開催された。市長の辻直孝氏は3期目の公約として掲げた8つの政策について、具体的な取組を進める決意を表明し、特に防災・減災対策の強化やゼロカーボンシティの実現を強調した。第1の議題では、高橋善治議員が代表質問に立った。

高橋氏は、防災備蓄倉庫の新設および運営マニュアルの重要性を述べ、河川の氾濫に関する実際の避難データを照らし合わせながら、地域住民の安全確保について提言した。この新設計画は、浸水区域を避けた場所に設置を検討しているという。辻市長は、「市民の生命と財産を守るための重要な施策であり、早急に進めていく」と述べた。

さらに、高橋氏は、「ゼロカーボンシティ北見」の実現に向けた進捗状況にも触れ、2050年の達成目標を確認した。市長は、各企業と連携し、地域課題に取り組む姿勢を示しつつ、脱炭素先行地域への応募を年内にも行う予定であると述べた。

続いて、久保田貴行議員が一般質問として提起したのは、障がい者や高齢者の交通手段確保についてであった。彼は、タクシー利用券の対象拡大を求め、支援の充実を強調した。また、駐車場の管理やバリアフリー環境の整備についても言及することで、市民に対する平等なサービスの提供を求めた。

その後、終盤には、浦西孝浩議員が風力発電事業に関して質問を行った。彼は地域貢献の具体性が薄いとし、住民にも分かる形での情報共有を促進する必要性を訴えた。市長は、「地域の声を重視し、共同で進める方針」であると回答し、事業の透明性の重要性を再確認した。

議会開催日
議会名令和5年9月定例会(第3回)
議事録
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